2017年 12月 06日

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【おかしな風俗客】無駄にデカイ睾丸とあふれる我慢汁が多過ぎな男

藤村綾

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無駄にデカイ睾丸

 あたしはバツイチだが、人妻デリヘルに従事している。風俗客との出会いはときにドラマのようなことが多々起きる。今回のドラマは『我慢汁』である。  男性の切っ先からでる粘着質の透明な液体は女性の膣の中にスムーズに入るために出てくる自然の愛液。女性の愛液が男性の我慢汁に価する。人間はうまく出来ていると感心をする。互いの愛液があれば、挿入がスムーズに行くのだから。その昔はローションなどなかったはずだ。けれど子沢山のところを見るとやはり昔っから愛液は大事な代物だということがわかる。昔の人はたくさん愛液が出たのだろう。興奮の材料は嫁か覗きくらいしかなかったのだから。

 しかし、男性の我慢汁の多さには大なり小なりと個人差がある。全く出ない男性もいれば、その逆でもの至極たくさん出てくる男性もいる。一体この差はなんだろう。今までの統計でいくと、睾丸のデカイ男性は我慢汁がたくさん出るということがわかった。

口の中いっぱいに溢れた我慢汁

 40代前半のお客さんについた。小柄で中肉中背だ。鼻もあまり大きくない。普通の男性器を想像した。しかし、その思惑はほとんど裏切られた。睾丸がソフトボールのようにデカイのだ。あたしは目を見張った。睾丸を手にとって持った。おそろしいほど重い。うっ。

「あ、あのぅ、睾丸がデカイっていわれませんか?」

 たどたどしい口調で訊いてみる。お客さんは、「うん」と、全く否定せずに即座に認めた。あまりのデカさに怯んでしまう。風俗嬢歴20年のあたしが怯んだ。このやろう。あたしはたちまち業を煮やした。

 棹はさほど大きくもなく成人男性のそれだった。睾丸を持って(生暖かい)亀頭から口にゆるりとおさめてゆく。なんどかゆっくりスライドをしていると、喉が苦しくなって思わず、『コホン、コホン』と、むせてしまった。どうしよう、喉に唾が溜まって飲み込めない。気管に入ってとうと棹から口を離す。それでも嚥下出来ない液体。おかしい。あたしは口の中にある液体は自分の唾液だと思慮したが、違ったのだ。口の中に満タンにある液体は全てお客さんの『我慢汁』だったのだ。あたしは急いで洗面所に向かった。

俺、汁男っていうあだ名なんだよね〜

 イゾジンでうがいをしても全く喉のべたつきはおさまらない。なので、歯磨きをして、なんとか一命を取りとめた。

「死ぬかと思いました」お客さんのところに戻って、ははは、と、力なく笑う。

しかし、すごくたくさんの我慢汁ですね、の、しかし、まで、言いかけたら、お客さんの方が先に口を開き、

「あ、ごめんね、俺、本当に我慢汁が多くて、女の子にいつも迷惑をかけるんだよ」

 先に言ってよ! と憤慨止まず一応相槌を打つ。

「で、俺、たまに奥さんが使う生理ナプキンあてるときがあるんだよね」

 え! あたしは、目を見開く。さらにお客さんは目を伏せながら、こう言った。

「あだ名は、『汁男』だよ」ははは、笑えないところだが、あたしとお客さんはお互いに顔を見合わせてお追従笑いを浮かべた。結局最後は手コキでイッた。

『汁男』に殺されるところだった。あたしもまだ修行が足りないなと思いつつ、踵を返す。プレイ料金・80分・21000円


文|藤村綾

琥珀
尻舐め女

このコラムを書いた人

藤村綾

あらゆる風俗に従事してきた謎の風俗嬢ライター。『俺の旅 』ミリオン出版 コラム連載。 趣味 読書。

藤村綾

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