2017年 02月 08日

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第37話「池袋デリヘルE店」スカウトの馬込さん。

カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

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シリーズ連載「風俗業界、転がってみました。」

二十代の大半を、東京の風俗業界で過ごした元風俗嬢。ナイトワーカーとしての半生をまとめた人気シリーズ連載。思慮深く、洞察に富んだ性格で風俗嬢ライフをさわやかに駆け抜ける。

❑前回までの話し
第36話「池袋デリヘルE店」初めての、風俗講習。
http://www.jukujo-fuzoku-joho.com/column/5212


「ユウちゃん、久しぶり!最近どうしてるの?」
それは馬込さんからの、突然の電話でした。
馬込さんとは同じ時期に大久保ライブチャット事務所Fで働いており、面接からライブチャット嬢として働くまでを担当してくださったスタッフさんです。
そう、あのエンターキーの馬込さんでございます。
彼とは嬢とスタッフという立場ではありましたが、同じ場所で働くうちに徐々に話をする機会も増え、仕事が終わったあとはともに煙草をふかし雑談をするような仲でありました。

スカウト馬込さん。

ライブチャット事務所Fの非常階段で「もう少ししたらここを辞めて、知人のいるスカウト会社に入ろうかと思ってるんだ。」と言う彼に、「じゃー、もし何か機会があったら仕事紹介してくださいね★」という話をしてからおよそ数ヶ月後のことです。

「俺、前にスカウト始めるって話したでしょ。今お仕事できる女の子を探しているんだけど、ユウちゃん暇してないかい?」
ボチボチ暇ですよー。なんか割の良い仕事あったら紹介して欲しいです。
「そしたら、AVとかどう?オーディションならいつでも受けられるよ。」
えー…AVかー…。わたし、形が残る仕事はちょっと避けたいんですよね。怖いじゃないですか。色々。

AV業界を避ける理由。

様々なナイトワークを経験したいと思いながらも、世間に記録が残るAVのような仕事は絶対に避けておりました。
いつかはナイトワークの世界から完全に上がりたいと考えていたわたしは、自分なりに仕事選びの基準や許容範囲を持っており、AV業界にも興味はありましたがお金を稼げれば何の仕事でも良いというわけではなかったのです。
それに昨今のセクシー女優は、何と言っても容姿レベルが非常に高い。わたしのような一般的な人間がそうホイホイと簡単に出来るような仕事でもないことは薄々分かっていました。

じゃー、デリヘル嬢になろうかな。

「そうかー、それじゃデリヘルは?錦糸町で紹介したいところがあるんだけど、行ってみない?」
それはちょっと気になりますね。
「よし、じゃあお店から詳しいこと聞いたらすぐ連絡するよ!」
じゃあお願いします。ただ、デリヘルは一度働いたことがあるんですけど、あんまり良い思い出がないんですよね。講習でヤられちゃったんですよ。
「マジで?いやいや、ないない。面接は俺も一緒に行くから、安心してね。」
はーい。

これまでは全て自分ひとりで仕事を探していたわたしですが、今回は初めてのスカウトを介しての仕事。
人の紹介というのは少し心強くもあり、そして役に立つことが出来るのか、期待ハズレと思われないだろうか?と、いささか緊張もしてしまうものですが…ともあれ、わたし、今度はデリヘル嬢になることにいたしました。


文|カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

華恋人~カレント~
琥珀

このコラムを書いた人

カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

二十代の大半を、東京の風俗業界で過ごした元風俗嬢。ナイトワーカーとしての半生をまとめた人気連載シリーズ。思慮深く、洞察に富んだ性格で風俗嬢ライフをさわやかに駆け抜ける。

カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

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