2017年 03月 10日

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第44話「池袋デリヘルE店」お高いホテルへ呼ばれました。

カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

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シリーズ連載「風俗業界、転がってみました。」

二十代の大半を、東京の風俗業界で過ごした元風俗嬢。ナイトワーカーとしての半生をまとめた人気シリーズ連載。思慮深く、洞察に富んだ性格で風俗嬢ライフをさわやかに駆け抜ける。

❑前回までの話し
第43話「池袋デリヘルE店」脱毛系男子に出会った話。
http://www.jukujo-fuzoku-joho.com/column/6428


デリヘルが派遣される先と言えば、だいたいは近隣のホテルかお客様のご自宅のどちらかになります。
ですが一度だけラッキーなことに、ちょっとお高いホテルへ派遣されたことがございました。

派遣先はホテル・ニュー○○○○。

前のお仕事が終わり、その足で次の派遣先へ向かう最中のこと。
コワモテスタッフ・ツッチーの安全運転に身を任せて息を抜いていたところ、何やらツッチーが言います。
「次のお客さんのところにこのまんま行っちゃうね〜。次はちょっと珍しいところだよ〜。」
はて、珍しい派遣先とはどんなところでありましょう・・・?

到着してビックリするわたし。
次の派遣先と言うのは、見慣れたラブホテルでもお客様のご自宅でもありません。
ちょっとお高そうなホテルではありませんか!
これは確かに珍しいし、もちろん初めての体験。テンション上がる!

ところでツッチーさん、わたし思いっきりカジュアルな私服ですが大丈夫でしょうかね?
「だ〜いじょうぶ、大丈夫。ササッとお部屋まで行っちゃったら良いよ〜。」
本当に大丈夫かしら?フロントで止められたりしないかな・・・?
その時は本当に、お願いしますよツッチーさん。
ホテルが醸し出すお高い雰囲気に負けそうになりながら、いったん深呼吸をして車を降りるわたし。

ビジネスマンだらけのロビーに、デリヘル嬢がひとり。

広いロビーに入ると、いつもの派遣先の雰囲気とは明らかに違います。
だってホテルのお客さんと思しき方々、みんなスーツ着てるんだもん・・・。
何だかビジネスっぽい雰囲気の人しか、いないのです・・・。
ホテルマンっぽい人もいるし、不審者として入館を止められやしないだろうか・・・と小動物のようにビクビクするわたし。
早くしなくちゃ!怪しい女だと思われてしまう!と、急ぎ足でエレベーターへ向かいます。
そんな不安をよそに、幸いにもわたしを呼び止める人はいませんでした。
無事にエレベーターへ乗り込めたことに安堵し、鏡で身だしなみを確認していざお客様のもとへ向かいます。

呼んでくださったのは、小柄なおじいさま。

年齢は見たところ、還暦をすこし越えたぐらいでしょうか。
ホテルの高級感に巻かれて、目の前にいる穏やかな雰囲気のおじいさまがだんだんお金持ちに見えてきます。
いつも通りにご挨拶をし、お客様にチェンジと言われなかったことにもう一安心しながらバスルームに案内されますと・・・
お風呂がでかーい!トイレもでかーい!こんなに面積、必要かしら?と感じるほどの、でかさ。
写真の数枚でも撮っておきたい!誰かに見せたい!言いたい!という若さゆえのミーハー心をグッと抑えます。
慣れてますよ?こういう場所。全然平気ですよ?と言わんばかりの落ち着いた大人な嬢の振りに精を出しつつ、サービスを開始いたします。

お金持ちっぽいおじいさまに出来る限りのエッチなおもてなしをし、特に失敗もすることなくプレイ終了。
ご挨拶をして部屋を後にし、駐車場で待機してる車へ戻ります。
「ツッチー!お高くて綺麗な部屋だったよー!ロビーに大人がたくさんいて怖かったよー!」
車に乗り込みながら中にいるツッチーに冗談半分で泣きつくわたしに、優しいツッチーはこう答えます。
「そうかそうか〜。また呼んでくれるといいね〜。」

デリヘル嬢としてあんなに高級感溢れる宿泊施設に出入りできる機会はあと何度あるだろうか・・・と思いに耽りながら待機所へ戻るわたし。
だけれども、そんなお高いホテルにお呼びがかかったことは後にも先にもなくこの一度きりとなってしまいました。
残念ッ!


文|カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

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このコラムを書いた人

カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

二十代の大半を、東京の風俗業界で過ごした元風俗嬢。ナイトワーカーとしての半生をまとめた人気連載シリーズ。思慮深く、洞察に富んだ性格で風俗嬢ライフをさわやかに駆け抜ける。

カサイユウ(ライター・元風俗嬢)

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