不道徳に生きる😳⁉️｜聖南(せいな)／噂の人妻たち

不道徳に生きる😳⁉️

2025/04/12 (土) 20:54:42

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幼い頃、よく詩✍🏻を書いていた少年は

東大法学部に入り、一度は大蔵省に勤務したものの

後に小説家、劇作家になり…

晩年は政治活動をしたり、陸上自衛隊に入ったり…

けれど、激しく燃えた炎🔥が一瞬で鎮火するように

最後の長編小説『豊饒の海』四部作を書き終えた後

45歳でその生涯を終えました。


今回拝読したのは、そんな三島由紀夫さんの『不道徳教育』📕


小説じゃないけれど、実は私、初三島由紀夫でした。

『金閣寺』もおうちにあるけれど…

本棚で眠っています👉🏻👈🏻💦


この方は今の時代だとコンプライアンス的にアウトだけど 笑

こういう時代だからいいのかも❓と

面白く読みました(≧▽≦)


例えば……

｢教師を内心バカにすべし｣とか…😅

〝学校の先生を内心バカにしないような生徒にろくな生徒はいない。

学校の先生というものは、乗り越えなければならない存在なのです。

学校の先生は何でも知っているわけではない。

それに一番困ったことには、少年期の悩みを

先生自身もう卒業していて、半分忘れてしまっていて、

その内側をもう一度生きることは不可能になっている。

理解されようとのぞむのは弱さです。

先生たちは教育しようとします。

理解しようとします。

それはそれでいい。それが彼らの職業なのですから。

しかし、諸君の方は、理解されようとねがったり、

どうせ理解されないとすねたり、反抗したりするのは、

いわば弱さのさせる甘えにすぎぬ。

｢先生なんて、フフン、俺たちを理解なんかできるもんか｣と、

まず頭から考えてまちがいない。

その上で、｢フフン、勉強はしてやるが、理解なんかされてやらないぞ｣

という気概を持てばいい。私の言いたいのはそこです。

裕次郎君の映画の画面に出てくる大人はたいてい弱虫だが、

本当の大人は画面にあらわれない。

映画会社の重役たちこそ本当の大人で、

裕次郎君の後楯をして大儲けをしているのは

実はハイ·ティーン諸君ではなくこういう大人たちである。〟


いつまでも言われるがままの“いい子”でいるのではなく

しっかり自分の考えをもって、(内心)反発できるくらい

大人になりなさいということなんでしょうね🤭


また、｢できるだけ自惚れよ｣という項には…

〝自惚れというものがまるでなかったら、この世に大して楽しみはありますまい。

昔の人は自惚れの効果、自惚れの利用法についてよく知っていました。

｢武勇ということは、我は日本一と大傲慢にてなければならず｣と述べています。

自惚れとは、一つのたのしい幻想、生きるための幻想なのですから、

実質なんぞ何も要りません。

あくまで主観的問題ですから、他人の評価など別に要りません。

恋愛から自惚れを差引いたら、どんなに味気ないものになってしまうことでしょう。

どんな恋人同士も、自分たちのことをロミオとジュリエットみたいだと思いこそすれ、

夢にも｢ワレナベにトジブタ｣だなどとは思っていません。

最近の文壇の陽性の自惚れやでピカ一で痛快なのは、

何といっても石原慎太郎氏でしょう。

彼の自惚れには、全く人をたのしくさせる要素があり、

これは岡本太朗氏などにも共通するものでしょう。

岡本氏は誰にでも｢俺はピカソ以上の画家だ｣と公言しています。〟


とありました。

どうやら石原兄弟推しみたい🤭


自信過剰も度を越すとどうかとは思うけれど

確かにあまりに自信がなさすぎるのも

恋愛どころではありませんね😳


相手の気持ちも信じられないんじゃ

何も始まらないものね💦


ただ、三島由紀夫という彼自身は

見た目と違って…また、言葉と裏腹に

本質は自信のない気弱な青年だったように思います。


彼に限らず、私たち大人が｢大人ぶる｣のも、

なかなか大変なことですね…


がんばれ、少年少女だった私たち❣️