夏休み?読書備忘録vol.3｜吉沢／グッドワイフ

「ババヤガの夜」
王谷　晶

正味2時間かからなかったかな？？

本を置く暇が惜しい、続きが気になる！
最初の1ページからラストまでその
スピード感を失わずに一気読みしてしまいました。


暴力を唯一の趣味とする女が、関東有数規模の暴力団にその喧嘩の腕を買われて会長が溺愛する1人娘の運転手兼護衛を任されるところから物語が始まるのですが


読みながら映像が頭の中に綺麗に再生されてゆく感覚は気持ちよく
映画的、漫画的にも感じます。


バイオレンス描写は特に生々しく激しく
素晴らしいのひと言！


暴力的な要素だけで言えば
北野武監督の「アウトレイジ」1作目
石橋蓮司が歯医者で口の中を
ドリルでめちゃくちゃにされる
シーンがあるのですが
その衝撃を思い出しました🫨


どんでん返し的のラストも然り
素晴らしいエンターテイメント作品
なので遅かれ早かれ映像化されそうですが、
配役難しそうだし
放送禁止用語だらけだしで　笑

ただのバイオレンス作品ではなく
フェミニズム的な要素も濃いので
どうなるかな？という感じですね。

是非女性監督にメガホン📣をとって
ほしいけど、今の日本映画界では
適任が思い浮かばない〜〜

読後感としては、
なんだか胸が痛いけれど清々しい

読み手が男性か女性かで
心に残るものは少し違うと思いますが

誰が読んでも「面白かった！」と思える
THE エンターテイメント

なのではないかと思います🥰


オススメ度　⭐️⭐️⭐️