私の秘密の先生|第二話 初めての秘密の授業|しおり/池袋人妻ヒットパレード

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私の秘密の先生|第二話 初めての秘密の授業

2026/09/01 (火) 12:02:47

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《私の秘密の先生》

第2話 ― 初めての秘密の授業

「じゃあ、次の授業」

彼は自分の胸を軽く指さした。

「ここは、意外と大事なんだよ」

「そうなんですか?」

「うん。最初から強くしないこと」

彼は私の手を取って、自分の胸にそっと置いた。

「相手の表情と呼吸を、ちゃんと見て」

次は、胸を愛撫する方法だった。

ただ強く触れればいいわけではない。

相手の表情や呼吸を見ながら、指先や舌先の動き、力の入れ方を少しずつ変えていくのだと、彼は教えてくれた。

「愛撫にも段階があるんだよ」

「段階、ですか?」

「最初はゆっくり。相手が反応してきたら、少しずつリズムを変える」

最初は、彼の体をまともに見ることさえできなかった。

けれど、私の触れ方によって彼の呼吸が変わるのを感じるうちに、いつの間にか、その反応を確かめるようになっていた。

「そう。その感じ」

耳元に届いた声に、顔がさらに熱くなった。

それでも、いつしか恥ずかしさより、ちゃんとやってみたいという気持ちのほうが大きくなっていた。

「上手だよ」

「本当ですか?」

「うん。思ったより、センスがあるみたい」

彼の呼吸が、少しずつ深くなる。

「男の人って、速くて強い刺激ばかり好きだと思う?」

「違うんですか?」

「意外と、優しさに弱いんだよ」

彼は私を見ながら続けた。

「ゆっくり近づいてくる刺激のほうが、かえって強く感じることもある」

目が合った瞬間、私は思わず視線をそらした。

「それから、うまくやろうとしすぎないこと」

「それが一番難しい気がします」

「だから練習が必要なんだよ」

彼が笑った。

「実際にやってみる機会が増えれば、少しずつ上手になるから」

「そんな機会、増えるでしょうか」

「どうだろうね」

彼は答える代わりに、意味ありげに微笑んだ。

彼が教えていたのは、単なるやり方だけではなかった。

相手の呼吸を読むこと。

表情が変わる瞬間に気づくこと。

焦らず、二人の間の空気をつないでいくこと。

「こういうことも、全部覚えるんですか?」

私が尋ねると、彼は笑った。

「覚えたら、もっと上手になるでしょう?」

「本当に先生みたい」

「今ごろ気づいた?」

彼は、いたずらっぽく言った。

「じゃあ、今日最後の授業」

彼がもう一度、私の手を取った。

今度は、その手をゆっくり下へ導いた。

その意味がわかって、私は息をのんだ。

「今日は一番基本的なことから。手で最後までしてみようか」

指先に力が入るのがわかった。

「ちゃんとできるか、自信がありません」

「最初から上手にしようとしなくていいよ」

彼は私の手を優しく包んだ。

「力を抜いて、相手が心地いいと感じるリズムを探すんだよ」

彼の声は落ち着いていた。

でも、その言葉が向かう先は、少しも落ち着いていなかった。

「手で輪を作るような感じで」

彼はそう言って、私の指の形をそっと直した。

何を意味しているのか気づいた瞬間、また顔が熱くなった。

ほんの少し前まで、私はホテルの廊下から逃げ出したいと思っていた。

体験入店をしてみて、お客様が変な人だったら。

無理なことを求められたら。

どうしてもできないと思ったら。

明日から二度と、池袋の西口には近づかないつもりだった。

それなのに。

一つずつ教えてもらっているうちに、私は思いがけないことを考え始めていた。

あれ?

私、この仕事……。

できるかもしれない。

私は、彼の言葉を一つも聞き逃さないように集中した。

「表情を見て」

私は彼の顔を見た。

目つきと呼吸が、少しずつ変わっていく。

ようやく、彼が言っていた「相手を見る」という意味がわかった気がした。

私が動きを変えるたび、彼の反応も変わった。

ときには、ほんの少し手を止めるだけで、その目つきが変わった。

それが不思議だった。

そして、少しだけ面白かった。

「そう」

彼が私の手の上に、自分の手を軽く重ねた。

「わかってきた?」

私は小さくうなずいた。

「少しだけ」

「じゃあ、最後まで集中して」

私はもう一度、彼の表情を見た。

彼が低く息を吐いた。

そして、しばらくして静かに言った。

「もう、いくよ」

その瞬間、私は思わず息を止めた。

彼が私の手を軽く握った。

部屋に、短い静寂が落ちた。

やがて彼は力を抜き、笑いながら言った。

「今日はここまで。最初の授業は合格だよ」

そして、いたずらっぽく付け加えた。

「うがい薬以外はね」

「あれは忘れてください」

「たぶん、一生忘れられないと思うけど」

私は両手で顔を隠した。

彼がまた笑った。

「でも、よく頑張ったよ。初めてなのに、逃げなかったでしょう?」

「逃げたかったですけど」

「知ってる」

「どうしてですか?」

彼は、椅子にかけてあるワンピースを見た。

「ワンピースが、全部教えてくれたから」

私もつられて、ワンピースを見た。

レースの裏地には、まだ汗で濡れた跡が残っていた。

その瞬間、バッグに入れたタイマーのことを思い出した。

「あっ、タイマー!」

彼は、あきれたように笑った。

「まさか、セットしてなかったの?」

「すっかり忘れていました」

「じゃあ、次の授業はタイマーからだね」

「次の授業?」

彼は答える代わりに微笑んだ。

私はもう一度、ワンピースを着た。

ホテルに入ったときと同じように、レースの裏地が肌に触れた。

けれど、同じワンピースなのに、感じ方は違っていた。

あのときは、不安で濡れていた。

今は、そこに不思議な安心感が残っていた。

ドアの前で、私は彼に頭を下げた。

「今日は本当にありがとうございました」

「今日教えたこと、覚えておいてね」

「はい」

「それから、次はそんなに緊張しないこと」

私は少しためらってから答えた。

「はい、先生」

彼が少しだけ眉を上げた。

「先生?」

「だって……本当に、たくさん教えてもらったので」

彼は小さく笑った。

「いいね。またすぐ会おう。二回目の授業もしないとね」

ホテルを出てからも、彼の言葉が頭から離れなかった。

最初から上手にできる人なんていないということ。

相手の反応を見ること。

そして、愛撫にも段階があるということ。

彼はただ、私にとって初めてのお客様だった。

でも、私には「お客様」より、もっと似合う呼び方があった。

彼の名前は、P。

けれど私は、心の中で彼をS先生と呼ぶことにした。

私のS先生。

Secret。

誰にも言えない、私の秘密の仕事を教えてくれた先生。

こうして、私の最初の秘密の授業は終わった。

彼が誰より先に気づいてくれた、濡れたワンピースと一緒に。

正直に言えば、私はあの日のお客様と、もう二度と会うことはないと思っていた。

脱がされた体は、すべすべではなく、汗でべたべた。

うがい薬さえ間違えてしまう、どうしようもない初心者だったから。

でも、二度目の出勤の日。

お店から届いた予約リストに、見間違えるはずのない名前があった。

P。

私のS先生だった。

私の秘密の授業は、あの日で終わったわけではなかった。

二度目の授業が、もうすぐ始まる。

?

***** 第二話 終 *****


今週は日記の更新が遅くなってしまい、
申し訳ありませんでした。

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。





お店情報

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店名 池袋人妻ヒットパレード
電話番号 03-5949-3494 お問合せは「マニアックス見た」で!
営業時間 受付 9:00~翌4:00(0時以降デリバリーのみ)
ジャンル 人妻ホテヘル
関連タグ 受付所・ホテヘル
営業形態 ホテヘル
カード利用 クレジットカード利用可
領収書 領収書発行可
オフィシャルHP https://www.tsuma-parade.com/
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